2013年1月28日月曜日

さくらVPSサーバーの環境設定3

 ☆virtioに対応する
  • 現在のfstabをチェック
    # cat /etc/fstab
    # Device        Mountpoint      FStype  Options Dump    Pass#
    /dev/ada0p2     /               ufs     rw      1       1
    /dev/ada0p3     none            swap    sw      0       0
  • virtioモジュールをportsからインストール
    # cd /usr/ports/emulators/virtio-kmod
    # make install clean
  • /boot/loader.conf に以下を追記。
    virtio_load="YES"
    virtio_pci_load="YES"
    virtio_blk_load="YES"
    if_vtnet_load="YES"
    virtio_balloon_load="YES"
  • /etc/fstab の修正
    /dev/ada0p2 → /dev/vtbd0p2
    /dev/ada0p3 → /dev/vtbd0p3
  • /etc/rc.conf の修正
    ifconfig_em0 → ifconfig_vtnet0
  • 修正後に、さくらVPSのコントロールパネルからLinuxを再インストールする振りをして virtio機能をONにする
    もちろんLinuxはインストールはせずにすぐに再起動して、ディスクに書き込んであるFreeBSDを起動する
  • df -k を実行してみると以下の様に表示されて成功
     Filesystem   1024-blocks    Used    Avail Capacity  Mounted on
    /dev/vtbd0p2    97503036 3326296 86376500     4%    /
    devfs                  1       1        0   100%    /dev

さくらVPSサーバーの環境設定2





 ☆Subversionをインストール

  • /usr/ports/devel/subversion 配下で make; make inatall; make clean
  • svn 用アカウントを追加
  • /etc/rc.conf に以下を追加
    • svnserve_enable="YES"
      svnserve_flags="-d --log-file /home/svn/svn.log"
      svnserve_data="/home/svn"
      svnserve_user="svn"
      svnserve_group="svn"
  • /home/svn 配下にバックアップしておいたリポジトリデータを展開
  • リブートしてみて、PC側からcheckoutしてみる
ここまでやってみた。いまはsvnだけで接続だが、いずれはsshトンネリングで、ssh+svnでアクセスできるようにする予定。

2013年1月11日金曜日

さくらVPSサーバーの環境設定1

さくらVPSサーバー(FreeBSD9.1)の環境設定1

 ☆アカウント、グループの追加
  • とりあえずwheelグループにも追加して、suできるようにしておく
  • sudoをインストールしたらいらなくなるけどね

 ☆基本的な追加コマンドをインストール
  • bash
    /usr/ports/shells/bash 配下で make; make install; make clean
  • sudo
    /usr/ports/security/sudo 配下で  make; make install; make clean
  • pkg_tree
    /usr/ports/ports-mgmt/pkg_tree 配下で make; make install; make clean

 ☆ssh環境
  • TeraTermでポート22へログイン(ssh2)
  • インストール直後はチャレンジレスポンス認証でパスワード入力してログインできるので。それで作業を行う
  • .ssh ディレクトリを作成して、その中にauthorized_keysを作成して、PC側から公開鍵をペーストする
  • .ssh は drwx------ 、authorized_keys は -rw------- の属性にする
  •  /etc/ssh/sshd_config を、公開鍵でしかログインできないように修正(rootで作業)
    ChallengeResponseAuthentication no  ← チャレンジレスポンス認証は禁止
    AllowUsers user1 user2     ← 登録したユーザーしかログインできないようにする
  •  # servise sshd restart で再起動して動作確認する

 ☆sudo環境 (rootで実行)
  •  visudo で、sudoできるアカウントを登録する
    user1 ALL = (ALL) ALL ← これでuser1がrootで出来ることを行えるようになる
  •  /etc/group の wheel グループから user1 を外してもOK

2013年1月10日木曜日

さくらVPSのサーバをFreeBSD9.1に

 さくらVPSのサーバをFreeBSD9.0で運用してたんだけど、9.1が出たのでアップデートしたら、カーネルは問題なく置き換わった。けれど、/bin や /sbin 配下は変わってないので、 /usr/src も更新して。その配下でコンパイルしてみたら、エラーが出て途中で止まるし、こりゃどうしたものかと、試行錯誤してたら、/bin 配下のコマンド類を壊してしまったwww

 しゃあないので、新規インストールをする。こんなこともあろうかと、Subversionデータのリポジトリはバックアップ取っておいたので、問題ないはず。

 Subversion, Apache, MySQL をインストールしていたが、使っていたのはSubversionだけだったからな。

 sshの設定とかやり直しが少し面倒だが、たいしたことはない。

 備忘録もかねて、やり直した手順の主なところを書き残しておこうと思う。

  さくらVPSではインストールするOSがいろいろ選べるが、まだFreeBSD9.1が無い(9.0はある)ので、FreeBSDのサイトからFreeBSD-9.1-RELEASE-i386-bootonly.isoをダウンロードしておく。

 さくらインターネット VPSコントロールパネルから、「ISOイメージインストールへ」へ進むと、接続アカウント情報画面になる。「アカウント作成ボタン」を押すと、sftp用の一時アカウントが作成されて、sftpにてOSのISOイメージファイルを送信してからサーバーへのインストール作業をおこなうとのこと。

 sftpにはWinSCPをWindows上にインストールしてこれを使った。

 さくらインターネット VPSコントロールパネルに表示されているサーバー名、アカウント、パスワードを使ってISOイメージファイルを送り込むと、VPSコントロールパネル上の一番下に開始ボタンが現れるので、これをクリックするとVNCコンソールが現れて、ISOイメージファイルからブートしてインストール作業ができる。

 開始する前に、virtio のチェックマークを外しておかないと、ディスクとかNICを認識しないので注意。virtioへはインストール後に変更することにする。

 これでFreeBSDのインストールがいつもの対話画面で行える。