2010年の夏から戦国IXAというブラウザゲームをやっていて、ちょっと不便なことの解消とか、集計とか、プチ便利機能とかをJavascriptでプログラムしてみたりしている。
そこで自分の戦国IXAとIXA用ツール開発の変遷をちょっと述懐してみる。
1.まずはマップの敵・味方拠点の集計
20x20の地図から、敵・味方の拠点を選び出しリスト化するのを、ソースを
セーブして、それをFreeBSDに転送して、sed, grep, awk 等を駆使して
CSVファイルにして、それをPCへ転送、Excelに貼りつけて利用したのが最初だった。
ExcelからIXAのマップへリンクと思ったら…IXA側でセッションタイムアウトとなり
リンク先(この場合マップ画面)が開かない。これじゃ、あんまり役にたたない。
そこで、Excelの代わりに、Google Docsのスプレッドシートを使ってみたら
見事リンク先のマップが開くのに成功。こりゃ結構便利だ。
Google DocsのスプレッドシートはExcel程のきめ細かさはないものの、それなりの
ことはできる。一年くらい前は、フィルター機能がなかったが、いつの間にか改良が
進み、使えるようになったし、今でも日々改良が進んでいるようだ。
Google Docsは業務で使うのならともかく、個人で使う分には十分の性能だと思う。
印刷関係が今一歩で、特にどうでもいいところにこだわる傾向がある日本人には
なかなか浸透していかないのかもしれないが、Officeソフトもまともに買えなく
なるような貧困化が進めば、着実にシェアを伸ばしていくような気がする。
まあ、最初は砦の周りの敵味方の集計をと思ってつくり始めたが、Google Docsで、
ネット上の表計算シートを使う便利さに目覚めて、これから来るであるクラウドの
時代の便利さの触りを感覚的に知ってしまったのであった。
自分専用のPCじゃ無くてもいいし、iPadのようなものでもいけそうな時代がやってきた
のを体感してしまった。まだPCの方が便利だけど。
その後、FreeBSDに転送したりするのが面倒なこともあり、拠点のリスト化はそんなに
使うことはなかった。
あと、IXAの漢字コードはUTF-8で、grepが扱えるのがEUCとかSHIFT-JISとかなので
扱えない漢字を使っている城主が時々いて、これが文字化けするのである。
中国の漢字を使っていたり、ミミズが張っているような記号のような文字とか
Unicodeの範囲じゃないと表せない文字は、化け化けになってしまうので、これが
使わなくなった大きな理由である。いちいち手で修正を加えていたら意味ないじゃん。
で、直接CSVファイルに落としてしまおうと考えたのである。